【感想&考察】仮面ライダーゼッツ 9話「侵す」ノクスの正体とシェフの悪夢の真相

公開日|2025年11月10日

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前回に引き続き、令和ライダー第7作『仮面ライダーゼッツ(ZEZTZ)』の9話 Case9 「侵す」を視聴しての感想と考察を話していきたい。

※本記事には第9話の内容に関するネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

シェフの悪夢とナイトメア

1週間の休みを挟み、前回のラストで莫が倒れた場面から物語は始まる。

完全に死んだと思われた莫をどう助けるのか気になっていたが、ねむがリカバリーカプセムを装填したブレイカムゼッツァーを使用して生き返らせる展開に。

主人公が倒れるというのは衝撃度が高いので、物語中盤くらいまで引っ張るかなと思いきや、あっさり生き返ったのは意外だった。

ただ、莫がねむを助けるだけでなく、ねむもまた莫をサポートする役割を担いそうなので、このバディ的相互関係が見れるのは楽しみだ。

そして今回のナイトメア事件についてだが、夢主はシェフの山王だった。

しかし彼はもともと会談で料理を振る舞う日に持病の手術を受ける予定だったので、そもそも料理をすること自体が不可能だったとのこと。

歴史のあるレストランを潰してしまうという恐怖と、次世代に店を受け継ぎたいという思いをナイトメアは狙ったそうだ。

ただ、正直このナイトメアの設定が個人的にはあまり掴めていない。

夢主の深層心理にある恐怖などを、最悪の形で夢として実現するというのがこれまでのナイトメア事件だったと思うが、今回のシェフの件に関しては、次世代へ受け継ぎたい気持ちがなぜか料理に毒を盛る展開へと移り変わっていた。

店を潰すという意味では、次世代のシェフを毒殺したり、会談の料理に毒を盛れば大事になることは分かるが、レストランを守りたいという願いをナイトメアはあまりに飛躍して解釈している気がする。

結果的にゼッツがナイトメアを倒すことで事件は解決し、山王シェフも弟子たちも安堵した様子でエンディングを迎えるのだが、結局ナイトメアのルールが分からないままなのでモヤモヤが残ってしまった。

「夢主の願いではないが夢を叶える」という設定が、より視聴者を混乱させているような気がするが、単純に夢主が現実に起こって欲しくない事を実現すると説明してくれればより分かりやすいのかなと思う。

超骨太なアクションがカッコいい

アクションはこれまでの話の中でも特に素晴らしかった。

リカバリーフォームという名前からして、なんとなくスタイリッシュな戦闘を予想していたが、思いの外重量感のあるスタイルのバトルになっており、ラストのナイトメアを薙ぎ払うような3段キックまで画面に釘付けになってしまう。

リカバリーの緑のエフェクトも少年心をくすぐられるし、それを映すカメラワークも素晴らしい。

海外展開もしているからなのか、派手な演出があっても、毎回しっかりと肉弾戦で魅せてくるのがゼッツらしさになっている気がするので、今後もアクションシーンには大いに期待。

ノクスの正体がまさかの!?

ラストでまさかの展開。

ナイトメア事件で失踪したとされた富士見刑事の部下が、ノクスの顔によく似た小鷹という男だったのだ。

果たして今のノクスは小鷹なのか、はたまた小鷹を乗っ取ったナイトメアなのか、まだ詳しくは分からないが、ねむと自分が似たような存在ということやゼッツの力を熟知しているあたり、ナイトメアから知恵を貰っているなんてこともありそう。

そして、莫からリカバリーカプセムを奪取していたが、やっと見つけたと言わんばかりにハイテンションになっていたり、自分を復元して現実世界へ戻すという趣旨の話をしていたり、夢の世界から出たがっていることも伺える。

怪しげな大剣を持っているあたりサブライダーになる可能性は非常に高そうだが、今後はノクスを中心とした話も広がっていきそうなので楽しみだ。

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