アニメ「アオのハコ」が青春すぎて直視できない|1話と2話の感想・声優・主題歌などを解説
公開日|2024年10月9日
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今回紹介するのは、10月3日から放送開始されたアニメ「アオのハコ」です。「アオのハコ」は、週刊少年ジャンプで連載中の三浦糀先生による大人気青春恋愛漫画で、等身大の高校生が部活に打ち込むひたむきな姿と、人に恋した時に感じる繊細な感情を丁寧に描いており、高校生はもちろん、幅広い世代から絶大な支持を受けています。今回はそんなアニメ「アオのハコ」の1話・2話を視聴した感想などを含め、レビューしていきたいと思います。
Contents
アオのハコ
原作|三浦 糀「アオのハコ」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督|矢野 雄一郎
キャラクターデザイン・総作画監督|谷野 美穂
シリーズ構成・脚本|柿原 優子
色彩設計|今野 成美
美術監督|藤井 王之王
撮影監督|川下 裕樹
編集|笠原 義宏
音響監督|明田川 仁
音楽|大間々 昂
クリエイティブアドバイザー|モギ シンゴ
企画プロデュース|UNLIMITED PRODUCE by TMS
アニメーション制作|テレコム・アニメーションフィルム
公式サイト|https://aonohako-anime.com
1 アオのハコの評価
アニメ「アオのハコ」の期待度(青春度)
★★★★★★★★★★|10/10
もちろんアニメへの期待度も評価も高いんですが、このアニメは青春度が満点だと思います。特に今まで見たアニメと比べても、ダントツで純青春度100%です。現在高校生の皆さんがこれを読んだらどんな感想を抱くのだろうなと、もう戻らない青春を思いながら筆者は涙を流しています。
SNSでは放送後から「千夏先輩が可愛すぎる」というコメントや「早く続きが見たすぎる」という、原作ファンもアニメから見始めた視聴者も絶賛するものが多く見受けられました。筆者はOPの映像が美しすぎて、これを無料で見れることの幸せを噛み締めました。
2 アオのハコの作品情報
あらすじ
中高一貫のスポーツ強豪校・栄明高校に入学する、男子バドミントン部の一年生・猪股大喜。
大喜は毎朝、朝練で顔を合わせる一つ上の先輩、鹿野千夏に恋をする。
千夏は女子バスケットボール部のエースで、校内外問わず人気の高嶺の花。
部活に恋に勉強に、大喜にとって忙しい高校生活がはじまる、そんなある日―https://aonohako-anime.com
アオのハコのキャラクター・声優
猪股大喜 (CV 千葉翔也)
本作の主人公で高校1年生。中高一貫校のスポーツ強豪校である栄明高校に通っている。男子バトミントン部に所属しており、中等部時代から高等部の練習に参加する程、練習熱心な性格。自主練でも早朝から体育館に通っており、そこで同じように練習をする1つ歳上の千夏先輩に恋をしている。
▼ひとこと
大喜を演じたのは声優の千葉翔也さんです。筆者はアニメ「ようこそ実力至上主義の世界へ」ので千葉さんを知ったのですが、よう実の綾小路の無気力的な声と、今回演じられた猪股大喜の声を比較すると全然違いますよね。声優さんの演技力の幅を感じさせられました。
鹿野千夏 (CV 上田麗奈)
本作のヒロインで栄明高校の2年生。バスケットボール部に所属しており、次期エースとも言われているほどの実力を持つ。その容姿も相まって校内外問わず人気がある。
▼ひとこと
千夏の声優を務めたのは上田麗奈さん。筆者は上田麗奈さんの声がめちゃくちゃ好きです。というのもSSSS.GRIDMANの新条アカネ役や、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのギギ・アンダルシア役など、上田麗奈さんにしかできない、少し浮世離れしたキャラクターの声がもはや神秘的とも思えるからです。でも今回は、上田麗奈さんっぽくない上田麗奈さんの声なのに、すごい千夏先輩にぴったりなんですよね。声優さんは凄い,,,。
蝶野雛 (CV 鬼頭明里)
栄明高校に通う高校1年生。新体操部の期待の星で、中等部時代は全国中学校体育大会4位の実績の持ち主。大喜とは中等部時代から同じクラスの腐れ縁兼親友で、気の置けない仲。
笠原匡 (CV 小林千晃)
栄明高校に通う高校1年生。中等部から大喜と同じ男子バドミントン部に所属している。クールな性格で、大喜の一番の理解者だがたまに厳しいアドバイスを送ることも。
3 アオのハコの1話・2話の感想
ここからはアニメ「アオのハコ」1話・2話の感想をネタバレありでお話ししようと思います。
まず観終わっての感想の一言目は「千夏先輩可愛すぎないか!!?」でした。1話と2話だけでも、千夏先輩はいろんな表情を見せてくれていて、そのどれもが透明感に溢れているんですよね。アニメが始まって、なぜ主人公の大喜が千夏先輩に恋をしているのかすぐに納得しちゃいます。それくらい千夏先輩は魅力的なキャラクターとして描かれていました。可愛い可愛い言ってると話が進まなそうなのでこれくらいで。
アニメの内容ですが、「アオのハコ」はまさに王道青春恋愛漫画をど真ん中でいくお話で、等身大の高校生たちが、部活・恋愛・勉強・学校行事と目標に向かってひたむきに進んでいく姿を繊細に描いています。そんな彼らの姿がとにかく眩しすぎる。青春が眩しすぎて、ホラーアニメ以外で初めて目を背けてしまいました。
そんな青春物語を、とんでもなく綺麗なアニメーションで表現していて、特にキャラクターたちの作画は目を見張るクオリティでした。人に恋をした時の微妙な心の動きであったり、自分の世界がちょっとずつ華やかになっていく感覚など、言葉ではどうしても説明できないものを、丁寧に表現しているところが本作の一番の見どころですね。千夏先輩が涙を流す表現とか、あれはもう芸術としか言いようがないです。
部活シーンも見どころで、バドミントンやバスケの作画も迫力満点でした。恋愛面だけではなく、しっかりスポコン漫画としても面白いのが「アオのハコ」なので、その魅力がアニメで完全再現されているのは、ファンにとっては期待以上の出来だったのではないでしょうか。
1話のラストがとんでも展開すぎる
1話は導入的なお話がメインでした。主人公の大喜が、朝練の体育館で見かけることしか接点がない憧れの千夏先輩にどうやって名前を覚えてもらうか、どんな風にして話しかけるかを一生懸命に考えるという、なんともピュアな前半部分。
早朝の体育館前でくしゃみをした千夏先輩にマフラーをかけてあげたり、カイロを手渡したりと、行動力がある反面、空回りしてしまう大喜ですが、マフラーに母親がマジックで書いた「いのもとたいき」という字を見て、千夏先輩に名前を覚えてもらうことに成功します。大喜は「恥ずかしぃィ」と言いますが、微笑ましいやり取りすぎます。
その後、話をするようになった大喜と千夏は、お互いが部活にかける思いを放課後練習をしながら共有します。しかし、千夏の家族が海外転勤になってしまうことを聞いてしまう大喜。毎朝一番に来て努力をしていた千夏を見てきた大喜は一目散に体育館に向かっていき、「インターハイ行ってください!」と日本に居続けるように引き留めようとします。すると千夏先輩は「行かないんだ、海外」と言い、たくさん考えたが、大喜が千夏の中学時代の悔しかった記憶を思い出させてくれたから日本に留まるのだと伝えられます。
家族だけが海外に行き、千夏は知り合いの家に居候させてもらうことを知った大喜は、自分の先走りした行動を省みて恥じらいを感じます。しかし、その知り合いの家とはまさかの大喜の家だったのです!
とんでもない急展開!海外に行ってしまうかもしれない先輩ヒロインが、日本に残るのかと思ったら、ひとつ屋根の下で暮らすことになるという、寒暖差が激しい驚きのラストでした。今後2人の関係性がどうなっていくのか気になって仕方ないです。
2話はドキドキ展開の連続
第2話は千夏先輩と同居することになった大喜があたふたするところからスタート。ヒゲダンの主題歌「Same Blue」の”気持ちの整理がつかないままの朝に”という入りの歌詞そのままの状況ですね(笑)
千夏先輩が部屋着で大喜の部屋に入ってくるところとか、千夏先輩が入ったお風呂を想像したりと、王道のドキドキ展開です。
でも浮かれてばかりの大喜じゃないんですよね、千夏先輩がバスケのために日本に残った覚悟を知って、自分は恋愛ではなく、インターハイに行くためにバドミントンに集中する決意をします。恋愛って割と後先考えずに突っ走ってしまうことが多いと筆者は思いますし、それも高校生だと特に。でも大喜は相手のことをまず思ってから行動してる。これめちゃくちゃ大人だなと思いました。自分が高校生ならそんなことできないなと。でも大喜は子供らしい一面もあって、バドミントンのことになるととにかく真っ直ぐに上達のことを考えて行動する。めちゃくちゃカッコいい奴、ていうか絶対モテる。
そんなインターハイを目指す大喜をみて千夏先輩がお揃いのミサンガをくれるんですよね。「大切にしちゃ駄目だよ」って惚れてまうやろー!!!
でも同居のことを秘密にしたい大喜は、千夏先輩に幼馴染の雛のことが好きだと勘違いさせてしまいます。一悶着あって、知らない人のフリをした理由を千夏先輩に弁明して、誤解を解いていい雰囲気になった2人ですが、雛との下校中に千夏先輩とバドミントン部の先輩の羽竜先輩が商店街を歩いているところを目撃してしまうというラストで終わります。
特段事件が起きたわけではない2話でしたが、大喜の気持ちからすれば、ジェットコースターのように心が揺れ動いた回でしたね。
ここまでの2話を見て、こんな青春できたらなあという感想を抱いた方、結構いるんじゃないでしょうか。登場人物たちがとにかく真っ直ぐで嫌な奴が出てこないので、気持ちよく見れますよね。そこはやっぱりジャンプ作品としての良さが出ています。3話以降、大喜と千夏先輩の関係がどのように進展していくのか、凄く楽しみです。
4 漫画のどこまでをアニメ化するのか?
漫画「アオのハコ」のファンの方の中には、何巻のどこまでをアニメ化するのか気になっている人も多いでしょう。現在この記事を執筆時点で漫画は17巻まで発売されており、話数では173話までが刊行されています。先日アニメは連続2クールで放送されることが決定したので、1クール12話と計算すると24話まで放送するのではないかと予想しています。
アニメ第1話では漫画同様1話の「千夏先輩」の終わりまでを描いており、第2話では漫画4話「選ばれし者」のラスト手前まで描かれています。このペースで物語が進んでいくと、漫画6巻の44話~52話くらいまでがアニメ化されるのではないかと思います。
もちろん原作改変や、物語のテンポ感が変わることもあるので、あくまで参考程度にしていただければと思います。
そもそも連続2クールでアニメ化されるって、ファンとしてはめちゃくちゃ嬉しいですよね。「アオのハコ」の期待値が高いことが伺えます。
漫画「アオのハコ」はこちら
↓
5 アオのハコの主題歌が青春すぎる
アニメ「アオのハコ」を語る上で主題歌も必要不可欠です。OPもEDも神曲すぎるんですよねこれが。2組とも今やビッグアーティストですが、アニメ作品に寄り添った曲と歌詞を書くってインタビュー記事なんかを見ていても凄く難しいことなんだと素人ながら感じているので、聴きながら「凄えなあ」としみじみしてしまいます。で、それを2組とも「アオのハコ」の主題歌として見事に表現しています。
OPアーティスト|Official髭男dism「Same Blue」
OPの楽曲は、愛称「ヒゲダン」でお馴染みのOfficial髭男dismの新曲「Same Blue」です。今や新曲を世に出せばほぼ全てがヒット作になる彼らですが、この「Same Blue」もアニメの主題歌というパッケージを抜きにしても最高の楽曲です。
曲全体が変拍子になっている複雑な展開となっているのに、それが癖になって何度もリピートしてしまう不思議なロックナンバー。それでいて歌詞は、高校生が生活の中で感じる揺れ動く感情が表されおり、アニメ「アオのハコ」の世界観を見事に表現しています。「Same Blue」というタイトルも、恋愛や部活に打ち込む今の高校生たち、高校生ではなくても何かに対して向き合っている人たちの中にある強い思いは「同じ青さ」だという意味だと解釈しました。
EDアーティスト|Eve「ティーンエイジブルー」
EDの楽曲は、アニメ主題歌に引っ張りだこのEveの新曲「ティーンエイジブルー」です。夏アニメでも主題歌を提供していたEveですが、引き続き秋アニメでもタイアップと、アニメソングの帝王への階段を登っています。
さてこの「ティーンエイジブルー」ですが、もう耳に”青春”が飛び込んでくるくらい爽やかな楽曲になっています。特に筆者はアオに染まっていくという表現が本当に素敵だなと思いました。青春とも言えるかわからない日々も、あの時にしか味わえない気持ちだったのだと教えてくれるような青春讃歌です。
6 アオのハコを無料で見るには
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7 アオのハコがジャンプらしくない作品ということ
漫画「アオのハコ」の表紙を見た時に率直に抱いた感想は、絵柄が意外と少女漫画みたいで、爽やかだなということ。週刊少年ジャンプの青春恋愛漫画といえば、お色気がメインの作品であったり、どちらかというとラブコメのコメディ色が強めの作品が大半を占める印象だったので、このタッチはある意味ジャンプらしくなくて新鮮でした。
もちろん「アオのハコ」には、ジャンプの歴代漫画のようにサービスシーンは多少あっても、青春と恋愛という物語の核からは逸れていかないんですよね。もっと言うなら恋愛よりも青春に重きを置かれている感じでしょうか。
主人公を含む登場人物たちが、恋愛によって生活を左右されない点も凄く新しい。達成したい目標より恋愛が勝ることはなく、それぞれが今という高校生活でしか得られない宝のような時間を大切にしている。ここまで真正面から青春を描いた作品なので、それもジャンプらしくないと思った理由の1つです。
ただスポコン漫画としての「アオのハコ」は、めちゃくちゃ”ジャンプらしい”作品なんです。ジャンプの漫画は友情・努力・勝利の三要素が詰まっているというのは有名な話ですが、この作品はその要素もふんだんに盛り込まれています。ジャンプらしくない要素とジャンプらしい要素がうまく1つの作品に混ざり合うことで、次々と新しいファンを獲得しているのだと思います。