狂喜乱舞!このカオスを毎週見れるのか?アニメ「ダンダダン」第1話をレビュー|あらすじ・声優・主題歌・感想など

公開日|2024年10月4日

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今回紹介するのは、2024年秋アニメの中でも大本命と言われている「ダンダダン」だ。少年ジャンプ+でWEB連載中の龍幸伸による漫画が原作で、あらゆるオカルトをテーマにした物語とその圧倒的な画力の高さから、漫画好きからも高評価を受け、累計発行部数は320万部を突破。

そんな大人気漫画「ダンダダン」が満を持してのアニメ化、しかも制作会社は「夜は短し歩けよ乙女」や「映像研には手を出すな」のサイエンスSARUだと言うのだからアニメファンとして見ない訳にはいかない。待望の第1話が先日放送されたので早速感想を含め、レビューしていく。

ダンダダン

原作|龍 幸伸「ダンダダン」(集英社「少年ジャンプ+」連載)

シリーズ構成・脚本|瀬古浩司   

監督|山代風我

音楽|牛尾憲輔   

キャラクターデザイン|恩田尚之

宇宙人・妖怪デザイン|亀田祥倫 

色彩設計橋本 賢、近藤牧穂

美術監督|東 潤一

撮影監督|出水田和人

編集|廣瀬清志

音響監督|木村絵理子  

アニメーション制作|サイエンスSARU

https://anime-dandadan.com/staffcast

1 ダンダダンの評価(第1話時点)

アニメ「ダンダダン」の期待度

★★★★★★★★★★|10/10

2 ダンダダンの作品情報

あらすじ

霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモ<綾瀬桃>と、同級生でオカルトマニアのオカルン<高倉健>。モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに話すようになる2人だったが、「幽霊は信じているが宇宙人否定派」のモモと、「宇宙人は信じているが幽霊否定派」のオカルンで口論に。互いに否定する宇宙人と幽霊を信じさせるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへと向かう。

https://anime-dandadan.com/story

ダンダダンのキャラクター・声優

モモ<綾瀬桃> (CV 若山詩音)

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

本作の主人公の1人で女子高生。霊媒師の祖母を持ち、幽霊は信じているが、宇宙人は信じていない。高倉健のような硬派な男性がタイプ。

演じるのは声優の若山詩音。今、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手声優の1人で、近年ではSSSS.DYNAZENONの南夢芽役や、リコリス・リコイルの井ノ上たきな役など、大ヒット作品の主要キャラクターを務めることが多い。本作ではギャルな女子高生をパワフルに演じている。

オカルン<高倉健> (CV 花江夏樹)

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

本作の主人公の1人で高校生。オカルトマニアで、宇宙人は信じているが、幽霊は信じていない。モモとの勝負をきっかけに、様々な事象に巻き込まれていく。

演じるのは声優の花江夏樹。アニメファンなら誰しもが知るであろう声優で、数々の声優アワードも受賞している。まるでオカルンが漫画からそのまま出てきたかのような名演を見せている。

ターボババア (CV 田中真弓)

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

オカルンがトンネルで遭遇する妖怪。かけっこで負けたら呪われると言われており、恐れられている。

ターボババアを演じるのは、声優界のレジェンド田中真弓。EDのクレジットを見て初めてそのビッグネームに驚いたが、めちゃくちゃハマり役ではないだろうか。「イチモツしゃぶらせろ」は、間違っても流行語になってはいけない。

セルポ星人 (CV 中井和哉)

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

クローン技術により個体を増やす雄だけの宇宙人。生殖機能を取り戻すべく、人間の女性を狙う。

セルポ星人を演じるのは、こちらもレジェンド声優の中井和哉。あれ?田中真弓さんに中井和哉さんてこれはもうルフィにゾロで、ワンピースなのかという組み合わせだが、本作ではそれぞれのキャラクターが敵同士。ワンピースファンにはたまらない配役ではないだろうか。

3 ダンダダンの第1話の感想

初っ端から痺れた。これがアニメーションの本気と言わんばかりに「考えるな、感じろ」を体現したような第1話は圧巻の一言。漫画をベースにした作画は、サイエンスSARUらしさ全開の癖あり、味ありといった感じで、漫画を読んだことがある人もない人も、心を掴まれたロケットスタートだったのではないだろうか。

キャラクターの個性が際立ったシーンも盛り沢山。まず冒頭の硬派な高倉健似の彼氏を回し蹴りするシーンは、作画ももちろん神がかっているが、モモのキャラクターとアニメ「ダンダダン」の方向性を決定づけた印象的なシーンになった。

オカルンも友達がいないオタク全開のキャラクターで、時には自信の無さから負い目を感じるナイーブな一面も見せるが、それをずるずる引きずらないので、モモとオカルンのやり取りの軽快さをずっと楽しめる。

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

話は序盤からテンポ良くどんどん進んでいき、オカルンは心霊スポットで本当に妖怪”ターボババア”に出くわしてしまう。病院廃墟にいるモモも”セルポ星人”と名乗る宇宙人と遭遇し、服を脱がされ研究の対象にされてしまう。なんでもターボババアはイチモツをしゃぶりたいらしく、セルポ星人は人間のバナナが欲しいとのこと。放送開始10分ちょっとでこのカオス具合は「あ、これ狂ってて最高な奴だ」と筆者は1人唸ってしまった(苦笑)

ターボババア VS セルポ星人でボルテージは最高潮

既にカオスが出来上がったのにここからもう1段ギアが上がるのが「ダンダダン」の真骨頂。モモの大ピンチにスマホから、ターボババアに呪われて変身してしまったオカルンが登場。ここに来てヒロインのピンチに駆けつけるヒーローという王道な展開も激アツ。

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

ターボババアとセルポ星人のバトルシーンは、1コマ1コマの製作陣の魂の入り方が伝わる。もう語彙力が無くなるレベルの熱さ。再三のピンチの後、モモがおばあちゃんの教えである気の使い方を思い出し、超能力を会得すると、セルポ星人を回し蹴りでぶっ飛ばす。セルポ星人が高倉健似の元カレと被る演出は漫画にはないアニメオリジナルのシーンだが、アニメならではの秀逸さを感じた。

まさかの高倉健オチ

©龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会

オカルンからターボババアを引き離すことに成功し、UFOから脱出できた2人。だが、ターボババアがオカルンのイチモツを持ったままトンネルへと帰って行ったため、呪いを解くためにオカルンは再びババアと戦わなければならない。モモを巻き込んだ自責の念から1人でトンネルに行こうとしたオカルンだったが、モモは「ほっとけない」と言い、共に行動することに。

オカルンは「ジブン、不器用なんで」と、かつて高倉健が言ったセリフを言うのだった。鼓動が早くなるモモは、たまたま高倉健のセリフを言ったからだと言い聞かせ、オカルンに「そういえば名前なんだっけ」と聞くと、オカルンは「高倉 健です」と自己紹介するのだった。

まさかの高倉健オチ(笑)

既に漫画で読んでいたが、冒頭の高倉健のくだりをしっかり回収する綺麗な終わり方に思わず笑ってしまった。ちなみに、この「ジブン、不器用なんで」というのは、日本生命のテレビCMで俳優の高倉健が言った「自分、不器用ですから」というフレーズが元ネタになっている。

掴みの1話とも言えるし、もはやクライマックスでは?と言えるようなあっという間の力強い30分だった。ラストのモモの後ろでUFOが爆破するのもアニメオリジナルシーンで、アニメならではの味の付け方が秀逸だと感じた。

このクオリティで全話見ることが出来たら、秋アニメの覇権、いや2024年の中でもTOP作品に入ってくるのは間違いないだろう。モモとオカルンの物語が今後どのように展開していくのか、本当に楽しみな1作品になった。

4 OPもEDも”らしさ”全開で最高

OPテーマ

Creepy Nuts「オトノケ」(作詞 R-指定 / 作曲 DJ松永)

©Sony Music Entertainment Inc, All Rights reserved.

アニメ「ダンダダン」のOPを務めるのはCreepy Nuts。新曲「オトノケ」は”ダンダダン”の文字で韻を踏むR-指定の巧みな歌詞と、DJ松永が手応えを感じたという世界観を体現する天才的なビートが組み合わさり、放送直後からSNSで話題になっている。

「オトノケ」つまり「音の怪」という解釈で良いのか、DJ松永のトラックには、妖怪のような「うー」という声が入っていたりと芸が細かい。ジャケットも和柄の妖怪を彷彿とさせるデザインに仕上がっていて、作品への愛が感じられる。Creepy Nuts、アニメ作品との相性抜群である。

EDテーマ

ずっと真夜中でいいのに「TAIDADA」(作詞作曲 ACAね / 編曲 煮ル果実 ZTMY)

ALL RIGHTS RESERVED 2024©ZUTOMAYO

EDはずっと真夜中でいいのに、通称「ずとまよ」の新曲「TAIDADA」だ。この「TAIDADA」もサビの終わりで韻を踏む構成になっている。ダンダダンという言葉がやっぱり韻を踏みたくなるのか、あるいは韻を踏んで欲しいというオーダーが製作側からあったのか、気になるところだ。

ずとまよらしい少し懐かしいようなメロディーラインと独特の言葉回しが、聞いていて気持ち良い楽曲になっている。あとツボだったのは、ED映像の招き猫がなんとも愛らしいことだ。

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