【感想&考察】仮面ライダーゼッツ 2話「爆ぜる」バイクスタントと骨太なストーリー

公開日|2025年9月15日

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前回に引き続き、令和ライダー第7作『仮面ライダーゼッツ(ZEZTZ)』の2話 Case2 「爆ぜる」を視聴しての感想と考察を話していきたい。

※本記事には第2話の内容に関するネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

富士見刑事を襲うナイトメア

2話では、警視庁公安部怪事課でナイトメア事件を追っている富士見刑事にフォーカスした物語となった。

冒頭いきなり指名手配犯として、面識のないから富士見刑事から追われることになった莫。だが、逃げる道中で爆弾魔のナイトメアや、1日警察署長に扮したねむに出会うなど、どうやらこの場所が夢の中だと気付く。

今回の主役である富士見刑事が謎なのは、他人の夢に入り込む怪人ナイトメアについて熟知している点。

周りにとやかく言われても、血眼で不可解な事件を捜査してるあたり、彼の過去にナイトメア絡みの事件や事故があった可能性も考えられる。

また、前回の話で、職を探しに来ていた莫が交通事故に遭った際、富士見刑事が居合わせていた事も気になる。

たまたまということも充分考えられるが、ナイトメア事件と莫の繋がりを前々から知っていて張り込んでいた説もあるのではないだろうか。

話を戻すが、今回のナイトメアのターゲットは、莫ではなく富士見刑事だと明かされた。これは意外性のある展開で、筆者も思わず驚いてしまった。

しかも夢での出来事は、深層心理で願っていることで、爆弾魔のナイトメア事件は、彼自身が望んでいることだと示唆される。

これはおそらく、怪事課が警察の中で不遇な扱いを受けている部署で、その結果、富士見刑事の苛立ちが募ったことが原因。

それゆえに、富士見刑事の深層心理の究明をしなければ事件は根本的に解決できず、ラストでは敵を倒す寸前でゼッツは攻撃を止めることになったのではないだろうか。

一見なんでもありな夢の世界だが、現実の心身の状態が影響することで、ストーリーに奥行きが出ていて非常に面白いと思った。

圧巻のバイクアクション

今回の見どころは間違いなくバイクチェイス&アクションだった。

個人的に、これまでの仮面ライダーの中でもTOP3に入るのでは!?くらいのとんでもない熱量を纏っている。

ライダーファン待望の、バイク走行中の変身シーンは言わずもがな、古き良き仮面ライダーを彷彿とさせる、極力CGを避けたアクションに、現代的で臨場感のあるカメラワークを掛け合わせることで、映画クオリティのバイク戦になっていた。

まさに、仮面ライダーの「ライダーとは?」という原点に立ち返ったようなシーンになっており、往年のファンも新規ファンも、そして海外展開によって初めて仮面ライダーに触れる人も、興奮しているに違いない。

また、カッコいいを突き詰めただけではなく、夢の中ならではの不可思議な現象も混ざり合うことで、ゼッツらしさも表現されていて面白かった。

ちなみにゼッツのバイクは、ホンダのCL500がベースになっているとのことだ。

司令官ゼロが登場

2話にして、夢の中で莫の上司だった司令官ゼロが登場。

莫の明晰夢が作り出した存在かと思いきや、現実世界の莫とコンタクトを取れたり、クローゼットと秘密の作戦室を繋げたりと、夢との境界を失くした行動もできる。

もしかすると、ゼロもナイトメアのような存在なのかもしれない。

また、変身ベルトを託したのが莫だった理由は謎で、彼自身にまつわる過去が関係しているように思える。

昔から不幸体質だったことや、親の存在が描かれていないこと、また妹の美浪がつけていた猫のネックレスなども考察要素となってきそうだ。

ねむとが夢の共有!?

莫の夢の中に度々現れるねむ。

現実世界では、好感度ナンバーワンのタレントでCM女王で、夢の世界では、多種多様な夢の世界観に合わせた登場人物になりきるとのこと。

不思議なのは、ねむも夢の世界だと分かっているということ。莫と同じく明晰夢の持ち主ということなのか、はたまた彼女もナイトメアのように他人の夢に入り込む能力があるのかは気になる。

また、富士見もなすかも、ねむが出てくる夢を見ていることも明かされ、彼女が多くの夢を渡り歩いている可能性も出てきた。

彼女の正体が明かされるのはまだまだ先のことになるだろうが、間違いなく物語のキーマンになるだろう。

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