*この記事には広告が含まれています
前回に引き続き、令和ライダー第7作『仮面ライダーゼッツ(ZEZTZ)』の22話 Case22「讐いる」を視聴しての感想と考察を話していきたい。
※本記事には第22話の内容に関するネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
Case22「讐いる」
ファイブもシックスも退場!?
子供たちの悪夢を止めることができず、ディザスターナイトメアがついに現実世界に姿を現し、各所で被害が出始める。
一見すると、いつもと変わらぬ日常が続いているように見えるが、実情はかなり深刻な危機に瀕している。悪夢のシナリオを回避するため、CODEはファイブ・シックス・セブンにミッションを指示する。
しかし、ファイブの「小鷹を抹殺する」という言葉を耳にした莫は、CODEの正しさ、そして組織に従うべきかどうかで迷ってしまい、任務に出遅れてしまう。
この展開には正直、少々がっかり。というのも以前、CODEあるいはエージェントという存在が「白黒では割り切れない仕事」だというゼロの言葉を受け、莫はすでに不信感を抱いていたはずだ。その上で彼は、CODEは信用できないが、ナイトメアによる被害は止めると決意したように描かれていた。
であれば、今回も小鷹の抹殺より先にナイトメアを止めるために動く、あるいは「まずはナイトメア阻止を優先すべきだ」とファイブやシックスに提案する行動を取るのではないだろうか。
CODEの正しさはさておき、「人の命を守る」という覚悟はすでに決まった主人公として描かれていたはずだ。それにもかかわらず、再び戦うことそのものへの躊躇が描かれてしまったのは、やはり首をかしげてしまう。
結果として、その迷いが尾を引き、ファイブとシックスは倒れてしまう。
彼らが殉職したかどうかは明言されていないものの、ノクスが拳銃を発砲し「永久の眠りについた」と語っていたことからも、退場はほぼ確実だろう。
富士見刑事の違和感
また、シックスである紅覇が倒れた際、なすかが我を忘れて復讐を試みようとする場面があったが、富士見刑事が彼女を止めながら放った「彼女は勇敢な戦士だった」という台詞には、さすがに疑問符が浮かんだ。
理由は2つあり、1つは、富士見刑事と紅覇の間に、そこまで深い接点が描かれていないこと。もう1つは、怪事課はエージェントによる夢世界での活動を観測できない以上、紅覇がこれまでどれほどの功績を積み上げてきたのか、富士見刑事が知る術がないという点だ。
なすかの目線で考えても、あの言葉は決して心に響く励ましにはなっておらず、どこか間を埋めるために足された台詞のように感じてしまった。
さらに気になったのが、ファイブとシックスを目にした富士見刑事の「CODE……やはり実在してたんだな」という台詞。
これは、これまで莫のエージェント活動そのものを、少なからず疑問視していたことを示唆する発言だと思われる。しかし一方で、莫の妹が兄の身を案じた際、富士見刑事は「あいつはもう立派なエージェントだ」と語っていた。
組織の実在すら半信半疑だった人物が、その組織に属する人間を「一人前だ」と評価している。この点はやはり辻褄が合わない。
莫に対しても、紅覇に対しても、富士見刑事がどの立場・どの視点で発言しているのかが分かりづらく、結果としてキャラクター造形が軽薄に見えてしまっている感は正直否めない
カタストロムフォーム
今回、莫が仮面ライダーゼッツに変身できる理由が、幼少期に体験したとてつもなく酷い悪夢にあることが明かされた。
ノクスに撃たれ、ビルから地面へと落下するその瞬間、莫はねむにまとわりつくおぞましいナイトメアの夢を見る。その悪夢を力へと変換し、初登場となったのがカタストロムフォーム。
上半身は筋骨隆々としたシルエットで、戦闘スタイルもスピードや技巧ではなく、完全にパワーへ全振りした豪快なものになっている。
イナズマフォームの時もそうだったが、どうやら莫は自身が体験した悪夢を力へと変換できる存在らしい。今回の悪夢が幼少期に由来するものであることを考えると、彼の過去そのものが今後のフォームや能力に直結していくのは確実だろう、
次回は、悪夢を生み出す存在だとされてきたねむの秘密に迫る回となるようだが、この絶望的な状況から、果たして彼らは逆転することができるのだろうか。
仮面ライダーゼッツ 変身ベルト DXロードインヴォーカー

仮面ライダーゼッツ DXイナズマブラスター

※本記事で使用している画像は、すべて公式サイトおよび公式の配信動画より引用しています。著作権は各権利者に帰属します。