【感想&考察】仮面ライダーゼッツ 5話「堕ちる」意外すぎる深層心理と新フォーム

公開日|2025年10月5日

*この記事には広告が含まれています

前回に引き続き、令和ライダー第7作『仮面ライダーゼッツ(ZEZTZ)』の5話 Case5 「堕ちる」を視聴しての感想と考察を話していきたい。

※本記事には第5話の内容に関するネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

花嫁事件の真相と新フォーム

結婚式に乱入し、花嫁を連れ去ろうとしたナイトメア事件。彼女のことを一途に想っていた幼馴染の男が夢主かと思われたが、前回のラストでは花嫁自身が夢主だと判明。

幸せそうな顔をした花嫁だが、実は密かに幼馴染のことが好きで、結婚も不本意なものという結末だと思っていたが、その予想は裏切られる。なんと、彼女の深層心理でありナイトメア事件の原因は、高所に行くことへの恐怖、つまり高所恐怖症だったのだ。

新郎新婦の父親なども物語に絡み、壮大な真相に近づく気配がしていたので、この結末はやや肩透かし感がある。今回の話で、中学時代の花嫁が木から落下するところを幼馴染が助けたエピソードが盛り込まれていたが、後出しなため、前話で推理をすることはほぼ不可能であり、幼馴染がミスリード要因というのも少し気になるところ。

しかし、ナイトメアが花嫁を連れ去った時に、世界自体が逆さまになったりと、花嫁の過去を連想させるような要素はあったので、推理をする余白は残されているということだろう。

また、無事に事件が解決して、幼馴染の今後はどうなるのかと思っていたが、富士見刑事が優しくフォローを入れていたり、話が丸く収まるような作りになっているのは非常に良いなと思った。

というか富士見刑事は、作中随一に素敵なキャラだと思う。

そして、花嫁が乗った飛行機墜落を阻止するため、ゼッツの新フォーム「テクノロムストーム」が初登場となった。

前情報から大気の流れを操ることは知っていたが、飛行機の進行方向を変えてしまうほどのものとは。恐るべしゼッツ。色合いも相まって、かなりスタイリッシュなフォームになっていてカッコいい。

どうやら胸のマークは川の流れを表しているようで、後述するがノクスのセリフとも繋がっているらしく、フォームチェンジにも深い意味がありそうだ。

莫の家に怪事課が侵入!?

今回の話で、怪事課が本格的に莫との共闘を組むこととなった。

その接触はとんでもない方法で、莫が寝ている隙に家の窓から勝手に侵入し、クローゼットを物色した挙句、作戦ルームにまでズカズカと入っていくというデリカシーの無さ。

当然莫も驚いた様子を見せていたが、指揮官のゼロ曰く怪事課は利用価値があるとのことで、今後は現実世界での情報集めは怪事課が担当し、実際にナイトメア事件解決はゼッツが担うことになりそう。

また、莫と怪事課のコミカルなやり取りも面白い。

富士見刑事の愛すべきポンコツ感は最高だが、ツッコミ役であるはずのなすかも意外と図々しく紅茶を飲んでいたり、他人のバイクに跨ったりとやりたい放題。なすかもボケ役に回ることがあれば、莫の妹がツッコミを全て担うしかなさそう。

この調子で今後の怪事課の地位が上がるのかは心配なところだが、はやくも富士見刑事となすかのコンビは安心感があるうえに、下の名前は親にしか呼ばせないと言うなすかが、いつ富士見刑事に心を許すのかも注目していきたい。

ねむとノクスの関係

5話のラストでは、何やらノクスが赤い本を持ちながら、意味深な言動をしていた。

「肉体、文明、精神、次元、この世界のあらゆるものは崩壊の運命にある、我々をのぞいて」と言い、ねむが写る広告を見つめていた。

この「肉体」「文明」「精神」「次元」というのは、ゼッツの基本4フォームのことで間違いないと思うが、ゼッツの力が世界を崩壊させる可能性があるのだろうか。

そもそもノクスの目的は今のところ不明であり、ねむも他人の夢に意識を保ちながら入ることができるようだが、真実はまだ分からない。

次回からはノクスも本格的に物語に絡んでくるようで、ねむとの関係性はじめ、何かを知っていそうな司令官ゼロとの繋がりなども徐々に明かされていきそうだ。

そういえば、莫の妹である美浪は、芸能マネージャーをしているとのことだったが、ねむの担当をしているなんてこともありそう。

登場人物たちの共通点が明かされるのも楽しみだ。

ゼッツのおもちゃ情報

仮面ライダーゼッツ 変身ベルト DXゼッツドライバー 4フォームチェンジセット

仮面ライダーゼッツ DXゼッツフォン

仮面ライダーゼッツ DXライダーカプセムセット01

※本記事で使用している画像は、すべて公式サイトおよび公式の配信動画より引用しています。著作権は各権利者に帰属します。